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安藤広重の東海道五三次にもここには大きな鳥居が描かれています。藤沢宿は、時宗総本山遊行寺 (清浄寺)の門前町としてその歴史がはじまりました。遊行寺は時宗四代目の呑海が創立しました。今でもかつてのにぎわいと風情の残る場所となっています。また境内には、小栗判官と照手姫の墓もあります。歌舞伎などで盛んにとりあげられる小栗判官の物語は、戦いにやぶれた判官が遊女、照手姫の助けをかりて家名を再興するというものです。当時から庶民にしたしまれていたようで、多くの書物にその名をみることができます。
藤沢はまた江ノ島道(一里九町)や鎌倉道(二里)を行く旅人の宿としてもにぎわいました。現在も藤沢は江ノ島電鉄、小田急電鉄の乗り入れる場所としてにぎわっているだけでなく、湘南、江ノ島方面への観光客などが多数訪れる街です。そういう意味では当時の雰囲気がそのまま残っている街と言ってもいいでしょう。
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